エバポレーターとは
「エバポレーターとは何か」と検索する方は、エアコンの効きが悪くなって初めて部品名を知ったというケースが多いようです。エバポレーター(蒸発器)は、カーエアコンの冷房サイクルの中で「冷たい風を作り出す」役割を担う部品です。コンプレッサーで圧縮された冷媒ガスが、コンデンサーで液体に変わり、エキスパンションバルブで減圧されたあと、このエバポレーターで一気に気化(蒸発)します。このとき周囲の熱を奪うため、エバポレーター自体が冷え、そこを通った空気が冷風となって車内に送られます。
どこにあって、どんな仕組みか
エバポレーターは、運転席や助手席の足元近く、エアコンユニットの内部に組み込まれています。外から直接見える部品ではないため、点検や交換には内装の一部を外す作業が必要です。仕組みとしては、ラジエーターと似た「熱交換器」の一種で、細い通路に冷媒を通し、フィンを介して周囲の空気と熱をやり取りします。気化時に空気中の水分が結露するため、その水は「ドレンホース」を通じて車外へ排出される構造になっています。
エバポレーターが不調になるとどうなる
| 症状 | 考えられる原因の一つ |
|---|---|
| 送風はあるのに冷えが弱い | エバポレーター内部の目詰まり・冷媒漏れ |
| エアコンから酸っぱい・カビ臭いにおいがする | 表面の汚れ・結露水の滞留 |
| 助手席足元が濡れる・水漏れする | ドレンホースの詰まりによる排水不良 |
におい自体は清掃で改善することもありますが、冷えが弱い・冷媒が漏れているといった場合は、エバポレーター本体の交換が必要になることがあります。内部のパイプに亀裂が入ると冷媒ガスが抜けてしまい、いくらガスを補充しても効きが戻らないためです。
交換を検討するときの選び方
当店で扱うエバポレーターは優良新品(社外新品)でのご案内で、リビルト品の設定はありません。価格と品質のバランスを考える際も、選択肢は優良新品一本となりますので、車種・年式に適合する品番を確認したうえでのご案内になります。
交換作業はダッシュボードまわりの分解を伴うため、工賃が比較的高めになりやすい部品でもあります。交換を検討される際は、他に冷媒漏れの原因となる部品(コンデンサーやエキスパンションバルブなど)がないかもあわせて点検しておくと、再発防止につながります。
お問い合わせについて
エバポレーターは車種・年式によって形状や取り付け方法が細かく異なるため、適合確認には車台番号の情報が欠かせません。部品番号が分からない場合でも、車台番号から当店で特定いたしますのでご安心ください。なお納品については、沖縄県内に在庫がある部品は最短即日発送、県内在庫にない場合は本土から航空便で取り寄せ最短翌々日が目安となります。気になる症状がございましたら、まずは車両情報とあわせてお気軽にご相談ください。