エキスパンションバルブ交換したのに、また冷えない?
エキスパンションバルブ(エキパン)は、エアコンガスを霧状に噴射させて冷媒を一気に膨張・気化させるための小さな部品です。内部の穴はごく細く、コンプレッサーの摩耗粉やゴミが混ざると詰まりやすいことは、これまでの記事でも触れてきました。
ただ実際の現場では「エキパンだけ交換したのに、数か月でまた冷えが悪くなった」というご相談も少なくありません。これは部品自体の不良ではなく、エキパンの前後にある部品にすでに汚れや不調が及んでいるケースが多いためです。
エキパンの前後にある部品を確認する理由
カーエアコンの冷媒は、コンプレッサー→コンデンサー→エキパン→エバポレーターという順に循環しています。エキパンが詰まる原因の多くは、コンプレッサー内部の摩耗粉や劣化したゴム片が冷媒に混ざり込み、細い穴に詰まることです。つまりエキパンだけを新品にしても、汚れの発生源であるコンプレッサー側に問題が残っていれば、再び同じ症状が出やすくなります。
また、エキパンの先にあるエバポレーターも、詰まりの影響で凍結や汚れが進んでいることがあります。エキパン交換のタイミングで、周辺部品もあわせて点検しておくと再発防止につながります。
交換時にあわせて点検したい部品
| 部品 | 点検のポイント |
|---|---|
| エアコンコンプレッサー | 異音・オイルにじみ、内部摩耗粉の混入有無 |
| コンデンサー | フィン詰まり、ガス漏れ跡 |
| エバポレーター | 凍結跡、送風の弱さ、嫌な臭い |
| 配管・レシーバー部 | 汚れの再循環がないか |
すべてを毎回交換する必要はありませんが、エキパン単体を交換して短期間で再発した場合は、これらの部品にも目を向けてみる価値があります。特にコンプレッサーの摩耗粉が原因と考えられる場合、フラッシング(配管内洗浄)や関連部品の交換を合わせて検討することもあります。
当店での取り扱いについて
当店では、エキスパンションバルブは優良新品(社外新品)を、エアコンコンプレッサーはリビルト品を取り扱っています。それぞれ状態やコストのバランスが異なりますので、症状や年式に応じてご相談いただければと思います。
なお納品については、沖縄県内に在庫がある部品は最短即日発送、県内在庫にない部品は本土から航空便でお取り寄せし最短翌々日が目安です。コンデンサーなど大型の部品は船便となり、発送から沖縄到着まで5日ほどかかる点はあらかじめご了承ください。
エキパンの交換をご検討中の方も、部品番号がわからない場合は車台番号から適合部品をお調べできますので、症状とあわせてお気軽にお問い合わせください。